クレジットカードを審査の難易度で比較した情報サイトです。
クレジットカードの審査の段階で、とりわけ大きく重視される属性とはどのようなものでしょうか?
どのような職業であっても、審査に決定的な影響を与えるということは基本的にはありません。というよりも、一番大きいのは労働形態なのです。一般的に、不安定な職業、不安定な労働形態というのは不利になります。フリーターや派遣労働者、個人事業主、自営業者、さらには零細企業の経営者などです。不思議なことですが、中小企業の社員よりも、中小企業の社長の方が明らかに審査では不利になります。
その逆に「安定している職業」は審査上有利です。最も有利なのは公務員で、それに次いでサラリーマンということになります。サラリーマンでも勤務先は大きい方がもちろん有利には違いないのですが、中小企業であってもそれほどマイナスにはなりません。会社勤めであれば「安定している」と見なされます。
持ち家なのか、借家なのか、社宅なのか、といった違いによっての有利不利というのもあります。当然ですが、一番有利なのが「持ち家」をもっていること。住宅ローンが残っていようが、豪邸じゃなかろうが、とにかく「資産」があるというのは非常に大きいことなのです。もちろん、何かあったときにそこに「必ずいてくれる」という理由もあるのですが。
居住形態に加え、大事なのは居住年数です。どのような住居であっても、そこに長年住み続けることで「信用」が生まれるのです。これも持ち家と同様、何かあったときにそこに「いてくれる」という理由もあります。
現在、日本でも世界でも、携帯電話は生活に必要なものになりました。その結果として、固定電話自体を持たないという人が増えてきています。特に単身者、その中でも大都市に住む若い方などはその傾向が強くなっています。
クレジットカード会社では、新規の申込者の条件に「自宅への電話連絡がつく方」というのを明示している会社もあります。その場合は、携帯電話のみの申し込みでは審査には通りません。
最近では携帯電話のみを持っている方が増えていることも考慮して、自宅電話がないだけで審査に通らないということは少なくなっていますが、自宅電話がないということが不利であることにかわりはありません。
自宅電話というのは、連絡をするための手段という意味以上のものがあるのです。「現住所」と電話番号がつながっているため、そこに信用が生まれます。電話番号を簡単に変更することもできないので、クレジットカード会社としても確実性があり、安心できます。
携帯電話には、残念ながら「確実性」も「信用」もありません。単なる連絡先にしかならないのです。そのため、どうしても審査においては不利になるということを承知しておいてください。