クレジットカードを審査の難易度で比較した情報サイトです。
日本のクレジットカードは、リボルビング払い利用が7%ほどしかなく、このことがカード会社の収益の足を引っ張っています。日本では、ショッピング払いのうち90%近くが一括払いなのです。
一括払いというのは、金利が発生しないため、カード会社の収入はそれほど多くなりません。欧米ではクレジットカード利用のうち、実に6割ほどがリボ払いで、その金利収入が銀行の収益を支えている構図になっています。
アメリカでは、「クレジットカード」という場合、一般的にはリボルビング払いのカードを指します。アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースなどの一括払い専用のカードは「チャージカード」などと別に呼ばれたりするのです。
日本でも現在、銀行本体やクレジットカード会社が収益モデルを変えようと、リボルビング払いを推進しています。また、銀行自体がクレジットカード会社を吸収して銀行本体でクレジットカードを発行するように変わってきています。リボルビング払いの金利収入が銀行の利益になることを期待しているのです。
リボ推進運動もあり、日本でもリボルビング払いの比率は徐々に上がってきています。CMでも三井住友カードやJCBなど、リボ払いを全面に押し出している会社も多くなっています。2010年4〜9月期では、前年同期と比べて4割も増加したクレジットカード会社もあります。
しかし、アメリカではリボ払いによって収入に比べて消費が多くなるライフスタイルが一般化してしまい、借金漬けの生活を招いているとの意見もあります。
2008年のサブプライムローン問題も、その一因にリボ払いがあるとも言われています。リボ払いは便利で、かつ銀行の利益にも貢献するのですが、諸刃の剣でもあることに注意すべきです。